お茶に関するあんな疑問、こんな疑問をまとめてみました。

Q.中国で一番飲まれているお茶は?

A.「烏龍茶(青茶)」ではなく、実は「緑茶」です(日本の緑茶とは製法が少し違います。)
中国では、インスタントコーヒーの空き瓶などに緑茶とお湯を入れて持ち歩いている人をよく見かけるほど、生活とお茶が深く密着しています。


Q.日本茶と中国茶の愉しみかたの違いは?

A.一般的に、日本茶が「味(甘み、渋み、苦み)」を大切にするのに対して、
中国茶は「香り」を大切にします。
本格的な中国茶を飲むと、「なんとなく味が薄い」と感じますが、
そんな時は、是非香りを楽しんでみてください。
中国茶の愉しみがグンと広がってきます!


Q.中国茶で「香り」よりも「味」を引き出すには?


A.ほとんどの中国茶は高温のお湯を使いますが、
少しぬるめのお湯を使ったり、蒸らす時間を調節することで、かなり味わいが出てきます。
最初は教科書通りに入れてみて、後は自分のお好みで加減してみてください。


Q.よく聞く「工夫式」って何?

A.工夫(クンフー)とは、きちんと茶器を揃えて、「手間ひまかけて丁寧にお茶を入れる」
という意味です。


Q.中国人はみんな工夫式でお茶を入れるの?

A.工夫式でお茶を愉しむのは台湾と、烏龍茶でおなじみの福建省、
そして広東省のごく一部で、その他の地域では蓋碗や蓋杯(茶漉し付きマグカップ)や、
直接コップの中に茶葉とお湯を入れて飲んだりといろいろです。


Q.中国茶を入れるのは難しい??

A.中国茶藝も、国家が認めるライセンスがりますが、取得している人はごく少数です。
中国では、一般家庭でお茶を楽しむ習慣があるので、
人それぞれ「こだわりの淹れ方」があり、実はとっても大らか。
自分流に愉しめるのも魅力です。


Q.高級なお茶ってやっぱり美味しいの?

A.お茶はあくまで嗜好品なので、どんなに高級なお茶でも、「おいしさの好み」は
人それぞれ違います。どんなに高級なお茶でも、入れ方を間違えてしまうと
美味しくなくなってしまいますし、逆にお値段が安いお茶でも、入れ方次第で
高級茶に勝る美味しさになります。
自分の好みに合うお茶を探してみるのも楽しいと思います。


Q.高山茶ってなに?

A.台湾で行われるお茶のコンクールでいつも上位を占めるお茶は、
殆どがこの高山茶です。

一般的には、標高1000メートル以上の地域で栽培されたお茶を「高山茶(こうざんちゃ)」
といいますが、中には標高2000メートルで栽培されているお茶も!
朝と夜の温度差が激しく、しっとりとした霧や雨が香り高いお茶を作るとされています。
高山での栽培は手間やコストが非常にかかるので、高級茶が多いのが特徴です。



Q.日本でポピュラーなペットボトル入りの烏龍茶は中国にもある?

A.今では中国でもコンビニやスーパーで気軽に買うことができます。
ただし、何故か冷たい烏龍茶は砂糖入りが多いようで、砂糖抜きの味に慣れている日本
人は「マズイ」と感じる人もいるようです。
砂糖抜きのお茶を買いたい場合には、表示ラベルの「無糖」を確認してくださいね。


Q.中国や香港、台湾の女性に「冷え性」がないのって本当??

A.確かにあまり聞いたことがありませんね。
これは日頃から暖かいお茶を好んで飲むだけでなく、
身体を温める食べ物を積極的に食べているからだといわれています。

「医食同源」とはまさにこのことですが、最近の中国では冷たいお茶も気軽に買える
ようになった為、生活習慣の変化で冷え性の女性も増えてくるかも?しれません。


Q.暑い夏に、冷たいお茶をいくら飲んでも喉の渇きが収まらないんだけど・・・

A.そんな時は、あたたかいお茶を一杯召し上がってみてください。
最初はドっと汗が出て暑くなりますが、不思議と喉の渇きが癒されます。